最新脳科学が解き明かす!
パチンコをやめられないメカニズムについて…

ヒトには、良くないとわかっていても、
なかなかやめられないものがある。
酒、たばこ、ギャンブルなど、
やめられないものはヒトによってさまざまだが、
どうしてもやめられないものができてしまう背景には、
脳の働き、特に、神経伝達物質であるドーパミンの存在がある。

ドーパミンは、動物が生存に必要な条件が満たされた場合に放出され、
気持ちよさや幸福感といった快感をもたらす。
それによって、生命を維持するために最適な行動を促すことができ、
快感はその報酬に相当する。脳には快感回路とも呼ばれる、
こうした報酬系が備わっているのだ。

報酬系の基本的なしくみは、
回虫など原始的な構造の線虫もヒトもあまり変わらない。
しかし、ヒトの場合、報酬系は記憶などと絡み合う。
私たちは、気持ちいいと感じる行動を記憶している。
過去の経験から気持ちよさをもたらす経験がランク付けされ、
報酬系がより刺激される体験を求めるようになるのだ。

ギャンブルなどのリスクの高い行動がやめられない場合も、
リスクを取ることに報酬系が強く刺激されるためだといわれる。

実験などで脳の報酬系を自分の手で
直接刺激することができるようになったラットは、
食事も睡眠も何もかも忘れて、ひたすら刺激し続ける。

ラットだけでなく、ヒトでも同じことが起こる。
つまり、報酬系を刺激する術を知ってしまうと、
動物はその誘惑に抵抗できなくなり、快感を得るために、
ひたすらその行動をしてしまう。
たとえ、その行動で自分の生活が破綻するとわかっていても、
簡単にやめることができないのだ。

(出典:『脳と心のしくみ 最新科学が解き明かす!』 池谷裕二監修)
発売日:  2015年11月
著者/編集:  池谷裕二
出版社:  新星出版社
発行形態:  単行本
ページ数:  223p
ISBNコード:  9784405108042

一度ビギナーズラックなどで
大きな快感を得てしまうと、
「報酬系」の回路ができてしまい、

いつの間にか、
「勝つ」という目的よりも、
「リスクを取る」という過程の方に
俗にいう「スリル」のような
刺激を求めてしまう体になってしまう…

ということか…


(目的と過程が逆転?!
ウシジマくんのこのコマも本質をついている…)

「さらば諭吉!」と万札をサンドに
突っ込んでいる瞬間が案外一番刺激を
感じている時なのかもしれない…
2018-02-03-19-00-13  

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